上高森遺跡の手口のまとめ

   石器が発見されるまで地層の不自然さを見抜けなかった。

   3点ともパレットナイフ状のものを使用して、石器を挟み込んでいる。

   インプリントはなく、石器の圧痕、不自然な空間、植物の根が観察された。


もし、捏造行為の痕跡があるとすれば、ここ、と狙いをつけた場所で3点の石器が発見されました。
注意を払って面削りを行いましたが、石器が見つかるまで、地層の不自然さを感じ取ることはできませんでした。
石器埋設に使われた道具は、厚さ1〜2mm程度の薄いパレットナイフ状の金属製品であると考えられます。
この突き刺された穴は、奥行きが石器の大きさに比べ、相当奥まで及んでいます。薄い道具を使って、石器を挟み込むためには深く突き刺して、土を持ち上げる必要があったと思われます。
袖原3と同様、石器の裏にインプリントはなく、石器を押しつけたような不自然な圧力で土が押しつぶされてテカっている様子が観察されました。