先ほどの写真から、動いた土を除去して掘り込み面を出した状態の写真です。
まずは、石器が密着していたところ(白色ライン)は,潰されたようにテカっています。
次(赤色ライン)は2回の突き刺しの跡が確認された掘り具の跡です。
予稿集87頁の図にも載せていますが、湾曲を持つ道具であったことが分かります。
この工作痕に、この道具を突き刺した際にできたマンガン粒の流れが観察されました。