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7/27-9/26[岩手]特別企画展「南と北の縄文土器−岩手の大木式土器・円筒式土器−」
平成22年度花巻市東和ふるさと歴史資料館特別企画展
「南と北の縄文土器−岩手の大木式土器・円筒式土器−」
期間 2010年7月24日(土)〜9月26日(日)
会場 東和ふるさと歴史資料館 企画展示室
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/sightseeing/history/
◎展示について
・主な内容
今からおよそ6000年前の縄文時代前期になると、岩手県内に地域色をもつ2つの土器−県南〜県央部の「大木式土器」と県北部の「円筒式土器」が生まれます。それぞれの土器を持つ文化は、その後の縄文時代中期の後半までおよそ2000年間近くのもの長い間県内一円で作り続けられ、発展していました。
そこで、今回は東北地方の縄文文化のようすを知る上でも大変重要な“前期〜中期にかけての2つの土器文化”をテーマに、県内出土の代表的な南の土器(大木1〜10式土器)と北の土器(円筒下層式・上層式土器)を時代ごとに展示して、その形や文様の違い、移り変わりなどを理解してもらい、さらにこの頃の花巻地方の土器文化も紹介します。
また、南北両方の土器が出土する一帯(北緯40°ライン)−いわば土器文化の交差点もあったことを紹介して、それぞれの文化が栄枯盛衰を繰り返していくことにも触れます。
・主なテーマ
はじめに
・縄文時代と縄文土器―土器はいつから、何に使われた? ・縄目文様の意味は何か
・土器づくりの主な方法 ・南の「大木式土器」と北の「円筒式土器」とは
I 縄文時代前期【およそ6000〜5000年前】
1 南と北で独自の土器が生まれる・・・前期前半
(1) 南(岩手県中央・南部、花巻周辺)の土器:大木1〜3式
(2) 北(岩手県北部)の土器:円筒下層a〜b式
2 それぞれ形や文様を変えていく・・・前期後半
(1) 南の土器:大木4〜6式
(2) 北の土器:円筒下層c〜d式
II 縄文時代中期【およそ5000〜4000年前】
1 さらに形や文様を変えて発展する・・・中期前半
(1) 南の土器:大木7〜8式
(2) 北の土器:円筒上層a〜e式
2 北で南北の土器が交じり合う・・・中期中ごろ〜後半
・北の土器:榎林式(大木8b式と同じころ)
・北の土器:最花式(大木9式と同じころ)
3 南北で同じ土器が作られるようになる・・・中期後半〜末
・大木9式
・大木10式
おわりに
・主な展示遺跡:(北上市)南部工業団地内遺跡、(遠野市)綾織新田遺跡、(軽米町)大日向II遺跡、(西和賀町)峠山牧場I遺跡、(花巻市)久田野II遺跡・甚五郎遺跡、(二戸市)上里遺跡、(普代村)力持遺跡、(九戸村)田代遺跡ほか県内計27遺跡
◎展示関連行事について
特別企画展の期間前半に、「歴史講演会」を開催いたします。入場は無料です。
演題:『南と北の縄文土器』(仮題)
講師:盛岡大学 文学部社会文化学科長・教授 熊谷 常正 氏
開催期日:平成22年7月31日(土) 午後2時から
開催場所:東和総合福祉センター(花巻市東和町安俵6区71番地)
○本展及び歴史講演会開催におきまして、下記の関係機関よりご協力・後援をいただきました。感謝申し上げます。
・資料提供等協力
岩手県教育委員会生涯学習文化課・財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター・岩手県立博物館・盛岡大学 九戸村教育委員会・九戸村公民館・北上市教育委員会文化財課・北上市立埋蔵文化財センター・遠野市文化政策部文化課・花巻市教育委員会教育部文化財課・花巻市博物館・花巻市石鳥谷歴史民俗資料館
・後 援
岩手考古学会・岩手日報社・岩手日日新聞社・読売新聞盛岡支局・朝日新聞盛岡総局・毎日新聞盛岡支局・河北新報社盛岡総局・NHK盛岡放送局・テレビ岩手・IBC岩手放送・めんこいテレビ・岩手朝日テレビ株式会社・エフエム岩手・タウン情報誌アキュート・マ・シェリ
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