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土砂崩れで寸断されていた国道398号が21日に一部復旧したのを受けて、
栗原市花山地区の被災状況が報道されました。
これによれば、寒湯番所跡(国指定史跡)の被害状況は次のとおりです。
<仙台藩花山村寒湯番所跡>(国指定史跡・栗原市花山本沢)
明治期以降に造られた高さ1.2mの石垣2カ所が、計約35mにわたりほぼ全壊。構造的に地震に弱い組み方のため2005年8月の宮城県沖地震でも被害を受け、昨年修復が済んだばかりだったものです。崩壊した石垣が取り付く安政2(1855)年改築の四脚門に目立った被害は認められないが、同4(1857)年改築の役宅は白壁に大きな亀裂が入り、漆喰の剥落がみられるとのことです。また、高さ2mを超える石碑が根元から折れているとのことです。
このほか、栗原市では市指定文化財12件に被害があったそうです。
<炭焼き藤太の墓>(市指定文化財・栗原市金成)
墓石の倒壊
<音羽山清水寺庭園>(市指定文化財・栗原市栗駒)
灯籠や石碑の倒壊
<栗原市一迫埋蔵文化財センター>
隣接する国史跡山王囲遺跡から出土した縄文土器などが倒れて破損。
センターの建物には亀裂が入り、ガラスケースも割れた。22日現在閉館中。
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