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南部学とは
「南部学」とは南部藩のもととなった南部氏と、南部地方に関わる歴史や文化、伝統を研究する学問です。
今回のシンポジウムの目的
南部町は東北を代表する中世武士団であった三戸南部氏の本拠地であり、南部氏の居城をはじめ、重臣たちの城館や当主の墓所・霊廟など、様々な歴史遺産が良好に残されています。平成16年には聖寿寺館跡が国史跡に指定されました。
近年、聖寿寺館跡の発掘調査によって中世南部氏の姿が徐々に解明されつつあります。2年ぶりの開催となる本シンポジウムでは室町・戦国期に北東北を支配した三戸南部氏の中心的な城館である聖寿寺館跡を中心に、本三戸城の守護所としての可能性を探ります。
プログラム
テーマ「南部屋形 聖寿寺館」〜よみがえる中世本三戸〜
9時00分 開場
9時30分 開会
9時45分〜10時55分 工藤清泰氏(日本考古学協会員)
「貿易陶磁器から見た聖寿寺館跡と南部氏について」
11時05分〜12時15分 中西裕樹氏(大阪府高槻市立しろあと歴史館事務長)
「城とまちから見た聖寿寺館跡と本三戸」
13時00分〜13時30分 福田上えんぶり組
アトラクション 南部伝統芸能「えんぶり」
13時30分〜13時50分 永井 治(史跡対策室長)
「中世本三戸城の空間構造」
13時50分〜14時10分 布施和洋(史跡対策室主査)
「室町・戦国期の聖寿寺館中心区画」
14時20分〜15時30分 シンポジウム「南部屋形 聖寿寺館〜よみがえる中世本三戸〜」
コーディネーター 齊藤利男氏(弘前大学名誉教授)
パネリスト 工藤清泰氏・中西裕樹氏
永井康雄氏(山形大学教授)
永井 治・布施和洋
※9時00分〜15時30分 三戸南部氏の居城「聖寿寺館跡」の出土品を展示します
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