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講演会「過去に学ぶ防災−文化遺産と科学−」
日時 2012年10月21日(日) 13:00〜16:30(開場 12:30)
申込不要・入場無料・一般の方のご参加も歓迎
場所 東北大学川内萩ホール
>>>アクセスマップ http://www.bureau.tohoku.ac.jp/hagihall/institution/access.html
内容
開会挨拶 日本文化財科学会会長 木下正史
趣旨説明 日本文化財科学会文化財防災特別委員長 今津節生
「東日本大震災被災紙資料の救援」 高妻洋成(奈良文化財研究所)
「貞観地震・津波からの陸奥国府多賀城の復興」 柳澤和明(東北歴史博物館)
「堆積物から復元される仙台平野の巨大津波」 松本秀明(東北学院大学)
「地震考古学から21世紀の大地震を探る」 寒川旭(産業総合研究所)
閉会挨拶 日本文化財学会行事担当 石崎武志
(プログラムは一部変更となる場合がございます)
開催趣旨
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、平安時代の貞観地震(869年)とそれに伴う津波の再来と言われています。1000年に一度の大災害ですが、さらに昔の弥生時代中期(約2000年前)にも、現在の海岸から4キロも離れた沓形遺跡(仙台市若林区荒井)で津波堆積物の砂で覆われた水田が発見されています。
このように、遺跡を発掘すると、水田を埋める津波や水害の痕跡、噴砂や断層などの地震痕跡、火山灰に覆われた住居跡などを発見することがあります。地下に埋もれた微妙な変化を科学の力で解き明かすことによって、遠い過去の災害の記憶を記録することが可能です。
私たちは遺跡と共に地下に眠る災害の痕跡を市民の皆さんにも知っていただき、自分の住む町の防災・減災に役立てていただきたいと願って講演会を企画しました。
東日本大震災からの復興に向けた街づくり、今後予想される南海トラフの巨大地震に備えた防災・減災計画のためにも、現在を知り、過去に学んで未来に活かすことが大切だと考えます。多くの市民の皆さんのご参加をお待ちしています。
主催 日本文化財科学会 共催 東北大学埋蔵文化財調査室
実行委員会 木下正史(日本文化財科学会会長)・石崎武志(東京文化財研究所)
今津節生(九州国立博物館)・上原真人(京都大学)・藤沢 敦(東北大学)
お問合せ先 日本文化財科学会事務局 631-8502 奈良市山陵町1500 奈良大学文学部文化財学科内
TEL:0742-41-9548 FAX:0742-41-9548
E-mail:jssscp(a)daibutsu.nara-u.ac.jp <(a)を@に置き換えてください>
【案内チラシ】(PDF1.56MB)http://www.m-kouko.net/news/20121021_bousai.pdf
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