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まとめ

縄紋時代に属する検出遺構は竪穴住居跡80軒、掘立柱建物跡30棟、貯蔵穴100基以上、柱穴多数
縄紋時代前期後半から中期初頭(約5500年前-5000年前)にかけての迫川流域の伊豆沼周辺における拠点的な大集落跡
大型の竪穴住居跡と掘立柱建物跡が発見され、大型住居は長円形と長方形の2形態が併存
中・小型竪穴住居と掘立柱建物、大型竪穴住居が併存する集落形態としては青森県三内丸山遺跡より1段階古く、国内で最古段階
東北地方の縄紋集落の発達を考える上で貴重な資料となる
古代の集落跡が発見され、律令政府が蝦夷支配の拠点として造営した伊治城との関連を予測させる