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『内陸遺跡研究会シンポジウム 海なき国々のモノとヒトの動き
-16〜17世紀における内陸部の流通-』資料集頒布について
各位
晩秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、過日11月19・20日に、山梨・帝京大学山梨文化財研究所におきまして、『内陸遺跡研究会シンポジウム 海なき国々のモノとヒトの動き-16〜17世紀における内陸部の流通-』が開催されました。参加者は80人を超え、大盛況のうちに閉会することができました。
また、今回のシンポジウムでは、発表資料とともに、9本の誌上報告をいただき、盛りだくさんの内容とともに、300ページ(内、別冊資料47ページ)ほどのボリュームになりました。特に誌上報告では、これまで、目にすることが少なかった遺跡の状況を伝えるとともに、その考察がなされています。題目は、以下に記すようになっています。
若干ではありますが、資料集の残部がございますので、必要な方は、降矢まで、メール(tetioda@pop17.odn.ne.jp)等を頂くか、内陸遺跡研究会事務局(〒400‐0807山梨県甲府市東光寺3丁目9-29佐々木満方)まで、手紙を頂ければ、1部3,000円(一部の送料は、340〜380円程度)でお分けいたします。代金のほうは、送付の際に、振込用紙をお付けいたしますので、お振込みください。
最後になりましが、これから一段と寒くなりますので、お体にご自愛ください。
平成17年11月22日
内陸遺跡研究会
降矢 哲男
発表要旨
「内陸部の流通と社会背景」
井原今朝男(国立歴史民俗博物館)
「内陸遺跡研究の現状‐方法論の構築を視座に入れて‐」
降矢 哲男(大阪府文化財センター)
「北信地域の鍋・擂鉢からみた中世から近世前半」
市川 隆之(長野県埋蔵文化財センター)
「長野県中・南信地方の様相1‐街道の接点・松本の流通‐」
竹内 靖長(松本市教育委員会)
「長野県中・南信地方の様相2」
柳川 英司(茅野市教育委員会)
「甲斐と周辺国との交流‐集落と物流からみた移行期の様相‐」
佐々木 満(甲府市教育委員会)
「中近世移行期東国の消費と流通」
平山 優(山梨大学)
「信濃型内耳土器からみた群馬県北西部の地域性」
清水 豊 (かみつけの里博物館)
「上野と周辺地域との関係‐在地土器の分布論を中心に‐」
秋本 太郎(箕郷町教育委員会)
「中世後期から近世にかけての畿内の物流」
橋本 久和(高槻市教育委員会)
藤本 史子(大手前大学)
紙上報告
「東北地方南半の内陸部における流通」
高桑 登(山形県埋蔵文化財センター)
「越後の様相と信濃との流通」
伊藤 啓雄(柏崎市教育委員会)
「土器・陶磁器にみる北武蔵の流通の転換」
浅野 晴樹(埼玉県立歴史博物館)
「伊豆・東駿河の陶磁器流入と在地土器の様相」
池谷 初恵(伊豆の国市教育委員会)
「相模における近世への転換」
佐々木健策(小田原市教育委員会)
「美濃の様相」
内堀 信雄(岐阜市教育委員会)
中嶌 茂(土岐市埋蔵文化財センター)
「尾張における近世城下町の成立と物流の様相-考古学的資料から-」
鈴木 正貴(愛知県埋蔵文化財センター)
「関西における土器・陶磁器の様相‐備前焼・丹波焼・東播系須恵器を中心に‐」
川口 宏海(大手前大学)
赤松 和佳(大手前大学大学院)
「中国地方の山地域における遺跡の様相」
原田 倫子(広島大学大学院)
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