いつも当ホームページをご覧くださり、ありがとうございます。
また日頃よりさまざまな形でホームページ運営について
ご指導、ご協力をくださっている皆様方には心からお礼申し上げます。 |
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さて、まことに勝手ながら、管理人の個人的な都合などにより当分の間、
当サイト内のコンテンツの更新作業は低調にならざるを得ません。
今後とも考古学イベント・出版情報や掲示板を継続してご利用くださり、
引き続き皆様の情報交換の場としてご利用いただければ幸いです。
なお、既存の各種コンテンツはこれまで通りご覧になることが出来ます。
メールマガジンの配信と雑記帳の更新もできるだけ継続してまいります。
皆様より各種投稿や報告等をお寄せいただけましたならば
随時公開してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
このほか管理人の時間的余裕を見て、突発的な更新もありえますが、
そうしたものはメールマガジンにて逐次お知らせしてまいります。
って、この「お知らせ」を掲示した後もいつも通りに更新を続けていたら、
むしろ管理人を叱ってやってくださいね(^^ゞ |
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>>>これまでのサイト運営を降り返って。
さて私の情報誌発行の最も基本的な動機は、
「個人がその興味関心から手数を費やして収集した情報が
個人の手元でだけ終結するのはもったいない」と言うことでした。
(某MLの主宰者の方が書かれていたのを見て、
「自分の動機もまさにその通り!」と思った次第。)
みんながそれぞれに情報収集で苦労するよりは、
誰かの苦労の結果は共有された方が便利です。
手間のかかる情報の集約が容易になれば、
その先の思考により専念することが出来るはずです。
特定の集団・組織が特定分野の情報を掌握してごく少数の仲間内だけで利用する、
または外部にもったいぶって見せるというような姿勢が、
考古学の発展にとって弊害となることは明らかです。
情報技術・概念の発展著しい現在にあって、もはや許されることではないでしょう。
このホームページ開設も同様の考えの延長線上にあるものです。
ましてここは「インターネット=情報共有の場」です。
情報はその他のたくさんの情報とつながっていてこそ意味のあるものです。
インターネットは情報の宝庫と言われているけれど、
それら情報は全然つながっていないのが現状のような気がします。
それぞれの場で偏った情報・偏ったメンバーが集まり、
その中で偏りがさらに増している。
数クリック向うにある、容易にたどり着けるはずの
重要な答えや批判、反対意見につながらない尻切れトンボ。
そんな状況をいたるところで見ることが出来ます。
当サイトがそのような情報の停滞という状況の一端を示すものではなく、
微力ながらも情報の橋渡し役を担うことが出来たでしょうか。
もう一つ、私には「記事についてもっと詳しく知りたいけれど、
情報配信を続けていればいつか誰か教えてくれる人が現れるかもしれない」
という、いささか怠け者的で不純な動機もありました。
そのような願いも、インターネットによって少なからず実現されつつあります。
1999年10月の開設以来これまで600日あまりのホームページ運営を通じて、
日常生活や大学の研究室だけでは為し得ないさまざまな出会いがありました。
インターネット、そしてホームページという、
小さいながらも言わば「自前のメディア」を持つことが
私の中で考古学の幅を大きく広げてくれたことは疑いようがありません。
「情報の目的は知識ではない。正しい行動である」
―コンピュータが計算以外の様々な用途に使えることを初めて指摘し、
情報という分野を切り開いたピーター・ドラッカー(経営学者)の言葉です。
コンピュータを使えない学生の企業への就職すら
難しくなってきているというような現象からも感じられるような
情報化という社会的な非常に大きな流れの中で、
考古学という分野の情報化は立ち遅れていると言わざるを得ないでしょう。
しかし一方で多くの個人による積極的な取り組みはみられますから、
発展途上にあると言った方が良いかもしれません。
インターネットでは個人による情報発信が容易であることの裏返しとして、
考古学の情報化は多くの個人の努力によって支えられているのも現実です。 |
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情報が豊富になればなるほど、
それらを適切な形で他の情報とリンクさせていくことが必要になります。
そのようななかで、やはり個人の限界という原因から
当サイトの活動を減速せざるを得ないことは大変残念であります。
当分の間は開店休業状態となりますが、
掲示板等を通じて意見・情報の交換をしていけたらと思います。
今回の休息期間を、サイト運営のあり方を見直す機会にしたいと思います。
皆様からもどうぞ忌憚のないご意見・ご批判をお寄せください。
これまでご支援いただいた皆様に感謝申し上げるとともに、
今後とも末永くお付き合いいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
来春の桜が咲く頃までには、きっとこれまでとは一味違った、
新しいかたちでお会いできることと思います。 |
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