宮城考古学情報>宮城の考古学散歩>遺跡リスト>大松沢貝塚 |
おおまつさわかいづか | |||
黒川郡大郷町 |
大松沢貝塚の近景 |
大松沢貝塚は、旧品井沼の北岸にある丘陵に立地する。 標高は約55mあり、貝塚としてはかなり高所にある。 遺跡のある丘陵には手長明神社があり、これを取り巻くように南斜面から東斜面にかけて貝塚が形成されていると考えられる。 遺跡の大部分は雑木林となっているが、参道付近にヤマトシジミを主体とする貝殻の濃密な散布が観察できる。 過去の試掘調査で縄文時代中期の良好な資料が出土している。遺跡の保存状態は良好だ。 遺跡からは、現在は水田地帯となっている旧品井沼の一帯が一望できる。 旧品井沼の周縁部には、淡水産の貝を主体とする貝塚が形成された。 |
|
手長明神社の参道 |
||
参道に濃密に散布する貝殻 |
||
南に旧品井沼を望む |
||
撮影:20030923,20050403 |