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1期、2期石垣の保存と展示を要望

日本城郭史学会 9月3日

 日本城郭史学会(西ヶ谷恭弘代表)は9月3日までに、仙台城本丸跡の現存石垣の内側から発見された古い2時期の石垣について、保存と地中階段などによる展示を求め、仙台市に行政指導するよう文化庁に要請した。
 学会は仙台市の計画する艮櫓再建事業により古い石垣が破壊される恐れがあると主張。古い石垣を「日本の土木技術を語る上で欠くことのできない貴重な存在」と位置付け、石垣の保存と石垣を展示する工夫を求めている。
 藤井市長と仙台市教育委員会にも同様の内容の要望書を提出した。
[河北新報 2000年9月4日]