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仙台市長選 藤井黎市が圧勝
「市民の声聞いてない」批判かわす

河北新報 7月29日

仙台市長選挙の投開票で現職の藤井黎氏が圧勝。翌日の河北新報「解説」は「明確な対立軸が示されず、実相は「藤井氏が負けを逃れた」選挙」と指摘。藤井氏の手堅さ、調整型の政治に飽き足らない有権者が相当数いたことは否定できず、新人候補者が次々に出現した背景には、藤井氏の市政運営に対する市民の不満が募っていたことがあるとする。選挙戦を通じて「現市政は市民の声を聞いていない」という批判が上がったが、藤井市政は「市民参加による市政」を掲げていながら、地下鉄東西線計画や仙台城の艮櫓復元など重要施策の決定において、市民への説明責任を欠いていたきらいがあるとして、人口規模にかかわらず、住民の意思をきちんと吸い上げるシステムをつくることが、地方分権時代の自治体のトップに課せられた最大の使命とする。