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仙台城跡関連情報 |
政宗公の石垣を守ろう−市民の集い− <美しい仙台を創る会からの提案> |
石垣を守ろう−私たちの決意− 仙台が誕生してから400年たちました。 今日、私たちは改めて先人たちが築いてきた有形無形文化財の財産を大切に感じ、その財産がいま危ないことを知りました。 今日の専門家の説明で、いま行われている石垣の改修は、仙台市長が言明した「伝統的工法」とは縁遠い安易な工法で、安全性の面でも問題があることがわかりました。 これは石垣を築いた先人に対して、とても失礼なことだと思います。 また、「艮櫓の復元」と言うのも、実際は史実と違う、櫓の新築工事だと言うのですから、これは現代の私たちや、仙台城址を訪れるお客様に対しても失礼なことだと思います。 私たちは、先人が築いてきたものを大切にしていくことが、美しい仙台を創ることと考えます。 仙台市は、仙台城の石垣を文化財として認めていませんが、私たち市民が文化財に指定したいと思います。 指定するのは3期の石垣だけでなく、裏から石垣を支えていた1期と2期の石垣も含めて文化財と考えて、こわされようとしている石垣を守る運動を、今後も続けたいと思います。 先人の遺産を大切にし、次の世代に引き継ぐことが、現代に生きる私たちの役目ではないでしょうか。 今後は、工事をいったん凍結するよう求める署名運動、現状を発信するホームページの開設、資料の配布、文化財として安全に補修するにはどうしたら良いか、専門家を招いての勉強会などを行います。 更に、石垣だけでなく指定されていない有形無形の文化財:歴史的な構築物や景観・町並み、環境などを市民が主体となって守っていかなければならないと思います。 美しい仙台を創るため、どうぞ市民の皆さんのご協力をお願いいたします。 2001年3月10日 |
美しい仙台を創る会一同 |
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