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袖原3遺跡第6次発掘調査
2001/7/15/13:30現地説明会資料

石器確認状況




石器A
石器の器種は箆状石器か。石材は不明。石器は12層上面で確認され、石器の周囲に、これをいれるための小穴(直径約4cm)の輪郭が観察でき、その埋土は柔らかく、12層などの自然堆積層と異なる。石器を取り上げたところ、真下に移植ゴテの削り痕が観察できた。

石器B
石器の器種は、剥片(フレーク)と思われる。石材は不明。12層上面で確認。重機で原位置が動かされているものの、動かされる前の石器のアタリが残されており、原位置は復元できる。それに接して移植ゴテの先端を突き刺したような痕跡が残されている。

石器C
石器の器種は、剥片(フレーク)と思われる。石材は頁岩。10層上面で確認。腹面を上にし、斜めに土層に入り込んでいる。検出時、石器と10層との間にわずかな隙間が観察でき、石器を取り上げると大きな隙間と、石器を入れるための移植ゴテによる削り痕が見られる。

発掘調査概要 遺跡位置図 層序模式柱状図 調査区設定図
捏造遺構平面・横断図 石器の確認状況 現地説明会風景・調査区近景