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袖原3遺跡第6次発掘調査
2001/7/9/15:00報道発表資料

石器の確認状況




石器A
箆状石器と推定され、石材は不明。石器は12層上面で確認され、石器の周囲にこれを入れるための小穴(直径約4cm)の輪郭が観察でき、その埋土は柔らかく、12層などの自然堆積層と異なる。

石器B
剥片(フレーク)と思われる。石材は不明。12層上面で確認。重機で原位置が動かされているものの、動かされる前のアタリが残されており、原位置は復元できる。それに接して移植ゴテの先端を突き刺したような痕跡が残されている。

石器C
剥片(フレーク)と思われる。石材は頁岩。10層上面で確認。腹面を上にし、斜めに土層に入り込んでいる。石器と10層との間にわずかな隙間が観察できるが、石器を入れるための小穴の輪郭などは確認できない。

 確認した石器はいずれも原位置に残しており、取り上げて詳細な観察を行っていないので正確な器種については断定していない。

写真はすべて管理人が撮影・編集したものを使用した(すべて2001/07/07撮影)。

調査区設定図・層序模式柱状図 調査の経過 石器の確認状況