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清水山I遺跡発掘調査現場見学会を開催
現地説明会の内容
●日時
平成20年11月29日(土曜日)午前10時から午後3時30分まで
●場所
発掘調査現場(瀬峰清水山 地内、案内図参照)
●説明者 栗原市教育委員会職員
●調査の概要 清水山I遺跡は、標高約30メートルの丘陵に位置する、古代の集落遺跡です。市道改良工事に伴なう発掘調査を2008年10月1日から実施しており、次のようなことが判明しました。
1.縄文時代と古代の、遺構・遺物を確認しました。
2.古代の遺構は、登り窯跡(地下式あな窯)1基と、竪穴住居跡1棟が確認されました。登り窯跡は、長さ約5.5メートル・幅1メートル・深さは約1.5メートル(最も残りのよい部分)であり、残存状況は非常によいものです。焼成面を2枚確認し、新しい段階では炭を焼成したと考えられます。窯跡は煙道が直立する構造で、8世紀代の須恵器窯と類似します。大崎平野から北側の栗原市内でこのような構造の窯跡が確認されたことは、特筆されます。
3.縄文時代の遺構は、土坑が9基あります。大きさや断面形態から、動物を捕獲するための落とし穴と食物を保管するための、貯蔵穴と考えられます。
>>>詳細情報:栗原市ホームページ
http://www.kuriharacity.jp/kuriharacity/contents/information/081129_simzya1.html
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